検査、受診、入院など。赤ちゃんを連れていけない外出の際の母乳分泌維持の方法

赤ちゃんを出産後、授乳中でも、何らかの理由があって、赤ちゃんを連れていけない外出や外泊の予定があったり、検査(受診)で、長時間外出したり、入院したりする場合がありますよね。その場合、赤ちゃんには母乳やミルクをどのように、どれだけ与えたらいいのか、自分のおっぱいはどう処理したらいいのかなど、困ってしまいますよね。本章ではそのような場合の母乳分泌の維持方法についてお伝えしていきます。

赤ちゃんを預けて外出の予定があります。赤ちゃんに哺乳瓶の練習をしておいた方がいい?

お母さんがいない間は、お子さんはおそらく他の方にみてもらうことになると思います。お子様の月齢によりますが、まだお食事がとれない時期のお子様に関しては搾乳(母乳をしぼったもの)やミルクを与えることになります。哺乳瓶が上手に飲めればいいのですが、もし哺乳瓶が飲めない場合はスプーンやカップで少量ずつ飲ませてみてもらいましょう。一気に流し込むと誤嚥してしまいますのでゆっくりと、十分に注意しながらあげてくださいね。

赤ちゃんに哺乳瓶の練習をする場合は、お母さんが見えないようにし、お父さんやおばあちゃんなどお母さん以外の方が行うのがおすすめです。赤ちゃんはお母さんが見えてしまいますと、「なんでそこにおっぱいがあるのにもらえないのか」と混乱してしまいますからね。

お食事のとれる時期のお子様は、他の方にみてもらう間は、遊んだり、お食事や間食、お茶やスープ、白湯などで対応できるのではないかと思いますが、心配であれば搾乳したものを冷蔵庫などで菌のつかないよう厳重に保管しておいて、必要があれば肌温にあたため、コップやストローなどで飲ませてもらっても良いかもしれません。

ミルクは嫌でも、搾乳なら飲めるお子様もいますので、赤ちゃんを預けて外出される予定がある際は、予めミルクや搾乳が哺乳瓶で飲めるか確認しておき、必要ならばカップやスプーンなども少し練習しておくと、預かる方も安心ですね。

赤ちゃんに一日吸わせなくても大丈夫?母乳が出なくなったりしないですか?

1日お子さんに母乳を飲ませられなくても定期的に搾乳をした場合、その後お子さんに飲ませた時にはじめだけ、若干母乳の減りを感じるかと思いますが、お子さんがそこからまた定期的に飲むようでしたらまた母乳は復活してきます。1日のことでしたら搾乳されていれば大丈夫です。ただし、お子さんがおっぱいを吸うのと違い、搾乳ではおっぱいを取り切れなかったり、溜まったりしてしまうことがあります。外出などで搾乳される際は、乳腺炎などのおっぱいトラブルに十分注意してくださいね。

乳腺炎予防と母乳分泌維持のための当院の母乳マッサージについてはこちら

搾乳はどのようなスケジュールで行ったらいいですか。また、どのように搾ったらいいですか?

外出される時間にもよりますが、もし搾乳で母乳の分泌維持をする場合は、授乳しない間、少なくとも4~6時間に1回は搾乳してください。できればお子さんが飲んでいたペースと同じだけ出来たら理想です。6時間以上間隔があいてしまう、つまり24時間で4回以下の搾乳になってしまうと分泌が落ちると言われています。搾乳方法は手搾りでも構いませんし、市販の手動搾乳器でも大丈夫です。

お薬を使うため、その間は母乳をやめるようにと言われてしまったのですが。

我が国において、医薬品添付文書(薬の説明書)には、「服用中は授乳しないように」と記載してあることが多いのです。しかし実際には、お薬の内容によっては、授乳中に服用しても差し支えないものもあるのです。お薬を処方される際に必ず、授乳中であることを伝え、授乳に差し支えないお薬にして頂くことが可能か相談できると良いでしょう。

また、どうしても母乳や赤ちゃんに影響のあるお薬を使わなければいけない場合は、お薬が身体から排泄されるまでの間、搾乳で分泌維持をしておくことも可能です。検査や入院、内服など、お母さんの身体と健康に必要なものはしっかり受けつつ、できるだけ赤ちゃんに取っての大事な栄養である母乳をやめなくてすむよう、色々な方法を検討できると良いですね。

<参考>母乳とお薬の相談窓口

母乳とお薬に関しては、私は南山堂の「母乳とくすり」という著書を参考にしておりますが、

国立成育医療センター 妊娠とくすり情報センターというところでも調べたり、相談できます。参考になれば幸いです。

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